唐墨（南極見則）三
未使用の硯ですが、みにすた流のチューニングをした赤間硯（山口）です。赤間硯の伝統工芸士　下井昭竜山（百合昭）さんの作硯です。\r硯裏には「赤間硯　昭竜山作」と彫られています。\r\r赤紫・茶と緑の紋様が美しい石です。\r\r赤間紫金石は、今の赤間石の採掘地（山口・西万倉）と異なり、（山口・厚狭）で採石されていた石です。江戸期に枯渇し昭和に昭竜山さんが再発見しましたが、再度枯渇した石です\r\rかな、漢字向きのチューニングをしていますが、かな半紙～半切、漢字半紙、画にいづれにも良いです。\r墨が滑らかにすれ、墨がよくおりて発墨します。サラサラ書けて、墨色と墨の伸びが良く、息の長いよい線が書けると思います。\r\rサイズ：15.8×10.0×2.4㎝\r重量：850g\r\r＊墨と同梱であれば400円／本お値引きしております。\r＊全て輸送補償のあるメルカリ便を使用しています。\r\r#みにすた硯（感動硯）\r↑硯の一覧をはこちらをクリックください。\r販売中のみ表示にチェックをつけると、より見やすいです。\r\r（雑記９）\r\rよく、硯の事はわからない、と言われます。\r\rなぜ、わからないのか？\rその要因の一つを上げてみます。\r\r日中国交正常化（1972年）以降、大量に中国の硯が日本に輸入されました。中国の硯は、以下の流通経路を取ります。\r\r①中国採石者\r②中国硯作硯者\r③中国硯販売業者\r④中国輸出業者\r⑤日本輸入業者\r⑥文房卸\r⑦書道具店（購買⇒販売）\r⑧使用者（師匠⇒弟子）\r\r多少ケースバイケースです。\r\r正しい唐硯の情報を持っているのは誰か？\r①と②の人。石を掘る人、硯を作る人、です。特に②。\r情報を持っている人は、⑧の硯使用者から見ると、６～７段階上流にいます。\r\r６段階の伝言ゲームを経た情報。\r\r正しい情報が伝わると思いますか？\r正しい情報がないのに、正しい知識が付くと思いますか？\r\r①②を見に行く人もいました。\rが、硯の専門知識もないのに、①②の人に教えてもらうなどハードルが高いです。しかも中国語ではほぼ無理でしょう。\r\rここ５０年続く端渓への憧れと輸入。\rそれが、日本の硯知識の低下、文房四宝全体の無理解を招いています。\r\r別に悪い事ではありませんが、誰も硯を知らない。\r当然の事です。\r\r書　書道具　墨\r硯　スズリ　すずり\rかな　仮名　漢字　\r日本画　水墨画　墨絵　\r絵手紙　端渓硯

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