人名反応に学ぶ有機合成戦略(CDなし)
ジークムント・フロイトの甥であり、２０世紀にアメリカで「広報の父」とまで呼ばれたエドワード・バーネイ著のプロパガンダ教本(1928)の翻訳本です。あのフロイト心理学のブームを作り出し、世界的に流行させた人物です。\r\rプロパガンダとは、いわゆる広報や宣伝、キャンペーンや政治的な宣伝、あるいは世論誘導や情報操作にあたる宣伝行為で、それが当局やマスコミなどの巨大な組織によって世間一般に広がるときに使われます。\r\rこの本の中身ですが、まず「大衆をコントロールする方法」からはじまり、「戦時における世論誘導」「企業による（ステルス）マーケティング」や、企業とマスコミの複合体がいかに新しい大衆イメージを作り出し、それを薄利多売から脱するための付加価値に繋がれるかまでが当時の文脈で書かれています。\rもちろん政府による情報操作も書かれていますし、当時のフェミニスト団体による広報や教師組織における宣伝まで章が割かれて言及されています。\r\r驚くべきことに、この書籍が書かれたのは昭和３年、つまり１９２８年のことです。\r第二次世界大戦の以前から、プロパガンダの基本的手法はすでに確立され書物として出版されるほどに知られていたということです。\r\rまた彼はこの「プロパガンダ」という言葉自体、当時のドイツ軍によってネガティブなイメージが付いたと考え、「広報(PR: Public Relations)」という言葉に置き換えて広めています。\r\rライフ誌は彼を「20世紀の最も影響力のあるアメリカ人100人」の1人に選んでいます。\r\r著者概要：\rエドワード・ルイス・バーネイズは、オーストリア系アメリカ人。「広報の父」として知られる広報活動の専門家。「広報の父」とされる広報・宣伝分野のパイオニア。ジークムント・フロイトの甥であり、叔父であるフロイトの精神分析学とギュスターヴ・ル・ボンとウィルフレッド・トロッターの群集心理学に注目し、大衆扇動と広報活動の基礎を築いた。\r\rフロイト派の心理学理論をアメリカに持ち込んで普及させた功労者であり、第二次大戦後の米国内で起きた精神分析ブームの火付け役でもある。彼はトロッターの研究する「群衆本能」の結果は社会に不合理かつ危険な結果をもたらすと考え、大衆操作が社会には必要だと考えた。\r\r※本体には目立った傷や汚れ等もなく、ほぼ新品同然のような状態です。画像にてご確認ください。

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