ポストコロニアル国家と言語 : フランス語公用語国セネガルの言語と社会
函付、函、本体、天地小口に経年のヤケ、シミあり、本文書き込みなくまずまず良好。原題は『Printing and the Mind of Man : the impact of print on the evolution of Western civilization during five centuries ; comp. & ed. by John Carter & Percy H. Muir. London : Cassell, 1967』の邦訳版である。添付写真の通り、これを稀覯書取扱で著名な雄松堂（出版）が、１９７７年にＡ４判・厚箱付布貼上製・ハードカバー（巻頭口絵数頁：「グーテンベルグ聖書」のみカラー口絵）・本文約３５０頁（序文込：索引別途４０頁）、当時本体９８００円で刊行したもの。内容・構成は、口絵頁、序文・序論等（原著者総説）、１５・１６・１７・１８・１９・２０世紀、索引等の構成である。いわゆるグーテンベルグの「３６・４２行聖書」以降（１５世紀）から出版当時の２０世紀迄の「during five centuries」の“出版書籍”の概説書、「訳者あとがき」に依れば「５００近い著者、論文」の概説であり即ち“書誌”と言って良いが、本文１頁あたり左右２段組で概ね１項目（１書籍）につき１段半程度の解説量ながら、ここに人名等概説も入るので書籍自体の解説は事典形式として観ると多少物足りない。シェイクスピア、デカルト、スミス、ホッブズ、ヒューム、ロック、ニユートン、ケプラー、ガリレイ、カント、ダーウィン、マルクス、エンゲルス、アインシュタイン等々、著名書籍（論文）・人物はほぼ網羅している。

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